治療説明

◆◆虫歯の治療◆◆

  
虫歯はその程度によって治療方法が異なります。

 【初期の虫歯:C1】・・・治療回数 1回(のち定期検診)
    
ブラッシング指導を行い、経過観察をしていきます。
     危険度によって1〜3ヶ月後に検診を受けていただくようお願いしております。
     定期的に状況を拝見することによって、
     これ以上、症状が進まないようにします。
     お子さん
の場合、フッ素塗布を行います。

 
【中等度の虫歯:C2】・・・治療回数 2〜3回
    
表面のエナメル質を溶かしてしまい、
     中の象牙質にまで虫歯が達している状態です。
     この場合、虫歯になっている部分を除去して部分的な詰め物をします。
     部位によって、使用する材料が異なります。
     コンポジット・レジンというプラスティックの詰め物 
     あるいはメタル・インレーという金属の詰め物を使用するケースが多いです。
     侵食の範囲が広い場合は、詰め物ではなく、かぶせ物になります。
     材料の種類により、保険適用の物と、自費診療になる物があります。

 【重度の虫歯:C3】・・・治療回数 (痛み・腫れなどが無くなってから) 5回程度
     
虫歯が神経にまで及んでいる状態です。
     治療としては、
     歯の中の神経を除去し(根管治療)、
     その部分に人工的な土台を作り、 
     土台にかぶせ物を装着します。
     材料により、保険適用の物と、自費診療になる物があります。
     
     
神経を除去するとその歯自身が痛みを起こす事は無くなりますが、
     歯の強度は低くなり、割れやすくなります。
     また、神経除去(根管治療・抜髄)の治療は、
     時間と回数がかかります。
          
     
*上記の【治療回数】についてですが、
     腫れや痛みが出ている時には、
     
それらが落ち着くまでは治療が開始できず、
     
消炎処置のみになります。
     
 【末期の虫歯:C4】・・・治療回数 (抜歯)1回 プラス 処置方法により異なる
    
歯が虫歯によってほとんど無くなってしまった状態です。
     消炎後、残った根っこの部分(残根)を抜歯します。
     その部分にはブリッジ、または、部分入れ歯を入れる処置が必要です。
     (親知らずの場合などは、必要ない場合もあります。)


上記は一般的、かつ、簡単な説明で、
全員の方に当てはまるものではありません。
お一人お一人、状況が異なりますので、
目安としてご覧下さい。